選択の自由

日々に

5年半ほど北米で暮らしましたが、つくづく思いますことは、選択の自由が非常に多い国だということです。それは、食はもちろんのこと、エンターティンメント、そしてテレビラジオの世界ですね。私はクラシックやJAZZが非常に好きで、プロのオーケストラやジャズを生で聴きに行きましたが、テレビやラジオでも、様々なジャンルを選択可能です。ラジオについては専ら私は、WQXR(クラシック専門チャンネル)とCD101.9(Smooth  Jazz専門チャンネル)を楽しみました。当たり前ですけれども24時間クラシックもしくはJAZZが流れているわけです。 

これが日本のFM局等と違うところです。 

今日はお野菜しか食べたくない。シーフードのみ食べたい。ダイエットの為にご飯は抜きたいと思っても、出されているメニューはA定食、B定食しかありません。 

従い、私は民放においては、原則ニュース番組以外は見ません。 

テレビをつければ、ニュースチャンネルやお料理というそれだけのジャンルを選べない。そして、民放では放送している番組の「ほとんど」にお笑い芸人が出ています。 

家でテレビを見る番組の殆どはNHKということになります。 

誠に申し訳ありませんが、お笑い芸人さん方、はっきりいって苦手です。 

お笑いでもかつてのビートたけしさんのように、賢いユーモア、当意即妙さが光るものならば娯楽として楽しめましたが今の芸人さんは、誠に申し訳ありませんが、声のトーンの大きさと勢いで押してくるだけの感が強いのです。 

そして、たけしさんが世に出た1980年代などには漫才ブームがあり、多くのこのようなコメディアンが世に出てきましたが、それでも、当時、彼らがテレビに出ていたのは、「お笑い番組」においてでした。現在のように曲番組のほぼ全てにお笑い芸人が出ているということはありませんでした。 

これまでに多くの国にゆきましたが、現地のテレビにおいて、ほぼ全ての番組にコメディアンが出ているといったことはありませんでした。彼の地で一日中テレビを見ていたということはありませんでしたが、日本のようなお笑い芸人中心の世界ではなかったですね。 

日本にきて、やはり、米国でのラジオ放送などが懐かしくて仕方がなかったです。 

WQXRについてはInternetのウェブサイトからストリーム受信ができるようになっていましたが、その後、Wifi環境やスマートフォンやアプリの発達により、日本にいても、WQXR 

やCD101.9のみならず、さらに世界中からラジオ局を選択できるようになりました。 

そんなアプリがこちら、「Simple  Radio」です。名前はシンプルですが、機能は素晴らしい。 

クラシック、ジャズ、そういったジャンル毎に専門局を探すなんてのはもう現在はできて当たり前で、みてください。バッハチャンネル。モーツアルトチャンネルと言ったように、作曲家別にもラジオ局があるのです。先日ショパンコンクールで日本人が2位になりましたが、こちらに、ショパンチャンネルも、勿論あります。ショパンが、バッハが、モーツアルトが、24時間無料で聴けるのです。 

また、何よりも嬉しいのは、日本のFMでごく限られた時間帯にしか送られない、イージーリスニング番組。有名なものでは現在は福山雅治さんの進行でお送りされているJET  STREAMがあります。他にはマイナーですがFM江戸川の平日13:15から「パステルカラーに揺れて」なども頻繁にポールモーリアなどをかけてくれます。 

日本では2番組くらいしか見つけられないような、そういったイージーリスニング局もこちらで世界各地で発見可能です。今現在最高のお気に入りは、米NashvilleからのThe  River of Calmという曲で、テレワークにも、就寝時にも最適な音楽が24H流れ続けています。これまで探してきたRadio局ではNo1ですね。 

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